赤坂。

前書いてたことについて、書きます。
まず、その日にあったことを覚えてる範疇で全て書きます。

残念ながらカウントダウンライブチケットを持っていなかった私達数人は、会場で、余りチケットを探していた。ダフ屋も結構いた。
会場と駅の間には階段があって、その階段の下で私達はチケ探しをしてた。
しばらくして、友達が私を呼んだ。
行ってみると、友達が急遽来れなくなって1枚余るという男性がいた。入れるという喜びから少しはしゃいでしまったせいか、ダフ屋が近づいてきて、
「さっき聞いたときは無いっていったじゃねーかよ。どういうことだよ、ああ？！」
と、まあ、それなりにドスの聞いた声で脅された。男性の方は頑張って拒否してたけど、どうもラチがあかず、友達が気をきかせて、
「ああ、じゃあ、もう、うちらは入らなくていいですから、お兄さん入って下さい。」
と言って、会場の方へ移動させた。
下では警備の人もスタッフもいないので、上まで上ってしまって交渉すればなんとかなると思ったから。
しかし、階段を上る彼をダフ屋二人は追跡し、さらに脅しをかけてる様子で、私達も後をついて上って行った。なんともしつこい奴だったので、もう、列に並んでしまうことにしたけど、その列までもダフ屋はついてきた。
余りにしつこいので、スタッフに頼んだところ、整理係は「ちょっとお待ち下さい。」といって他の人を呼んでくる始末。ようは見て見ぬフリ。
そうこうしているうちにもダフ屋は彼に執拗にせまっていて、ほぼ脅しに入っていた。彼も相当気分が悪かったと思う。これからライブだってのに、こんなことになっちゃって、もうなんだか何とも言えない感じだった。
ダフ屋は「お兄さんのチケットを安く買い取れば買い取るだけ他の入りたい子達に安く売ることができる。いつも高く売ってるのは安く売ってくれる人なんかいないから。」とかなんとか色々いってたけど、どの言葉も信用できなかった私は、「なんでおじさんを通さないといけないんですか？二人がやりとりすればいい話じゃないんですか？私は買い取って定価で売るっていってる話は信用できない。」とかツラツラ言ってみた。そしたら、
「こっちは、ショバ代払ってんだよ！」
とかいいやがって。
「ショバ代ってなんですか？」
って知ってたケドきいたら、
「そんなトコからいちいち話してられるか。」
「信用しない奴には売らねえよ。」
って言われた。別に私は入るつもり無かったから、もっとなんか言ってやろうかと思ったけど。イマイチ決め手になる言葉が出てこなくて。ただただ貴教の悔しがってる姿だけが頭をよぎった。そしたら、スタッフがよってきて、
「どうしたんですか？」
って。そしたら、ダフ屋は二人して笑顔で何ともないみたいな顔して急に態度を変えてた。もう、むかついてむかついてしょうがなかった。スタッフは、
「敷地の中でそういう行為をされるのは困りますんで、外でやって頂けますか？」
って、また見て見ぬフリ攻撃。
「はい、あのへんならいいっすかね？」
ってダフはとっととお兄さん連れて外っかわへ行った。
結局、彼は、
「必ず彼女にチケット定価で売ってくれるなら、いくらでもいいです。」
といいだした。悔しいけれど、お兄さんにコレ以上迷惑かけるわけにもいかないし、嫌な思いをするのももう嫌だったんだと思う。
ダフ屋は1000円でチケットを買い取り、友達に定価で売った。売ったらとっとと消えてった。
友達を会場の中に押しやり、その後しばらく涙が止まらなかった。悔しくて悔しくて。
入場作業も終わったのか、さっきのスタッフの人が寄ってきて、
「大丈夫？」
って。アホか！なんやねん！後からフォローだけかいっ！余計泣けてきたわ。
「結局どうなったの？」
って。さっきの経緯を話した。
「あのね、チケットってプレイガイドが販売してるよね？法律では、プレイガイド以外が、チケットを売ってはいけないことになってるのね。利益があろうがなかろうが。だから、君達が直接やりとりをしたとしても、それはダフ屋と同じことになる。だから、さっきの場合ダフ屋だけを追い返すことは出来なかったの。もし、チケット売買をやっている現場を押さえられれば、現行犯で逮捕はできるけれど、そしたら、君達も事情聴取されるし、迷惑がかかることになる。しっぽの追いかけあいなんだよ。」
「怖かったと思うんだよね。あんまり関わらない方がいいよ。脅されたりする事件もあるから。チケットを売ってるのは下っ端の人達だけど、その上にはいろんな人達がいるから何されるかわからない。」
だって。ますますナンだか悔しい。
「あんまり泣かないでね」
あんまり心に届かない一言だった。それだって上辺で言ってるように聞こえて。周りが騒ぐから泣くなっていってるように聞こえた。思い違いかもしんないけどさ。
その後もしばらくないてたケド。周りに皆もいたし、とりあえず、空元気で外聞きすることにした。歌声聞いてたらまた泣きそうになったけど。

とにかく、むかつく。
思い出して書いただけでもむかつく。
まだやっぱりちゃんと整理できてないから、またこの事についてちゃんと書こうと思う。これはちゃんと伝えてかなきゃいけない事だと思うから。
こんな時に文章力の無い自分が嫌だ・・・。